「リーバイス」が血液循環を促す機能ジーンズを1月24日に発売
コメント
注目のコメント
この機能ジーンズは、セリアントという素材をブレンドしている。セリアントは、放射熱を赤外線に変換し温熱効果をもたらす。温熱は、血管拡張を引き起こし、心拍出量を増やす。心拍出量が増えると血流が増える(血行が良くなる)。
これらは全て真実だと思いますが、だからといって、この機能ジーンズが血流を増やすとは限りません。
なぜなら、セリアントという素材がどの程度配合されているか、配合されたセリアントがどの程度の温熱効果をもたらせるか、その温熱がどの程度の血管拡張をもたらせるか、その血管拡張により心拍出が呼応するか、という点にそれぞれ障壁があり、人体への効果はほぼキャンセルされてしまう可能性が十二分にあるからです。
また、実際にそのような効果があったとして、それが健康面でどのように働くかは不明です。
このため、記事を通して、このジーンズが何らかのアウトカムについて「臨床的に実証されている」と誤解してはいけません。実証するためには、このジーンズを用いて臨床的アウトカムを評価する研究を行う必要があります。
そもそも「血流が活性化される」という分かったような不適切な表現を用いている時点で宣伝としてはアウトのようにも思いますが、こういうのは気持ちの問題でもありますし、それ相応の資金を支払いたいという衝動を屁理屈のようなお話で止めるのも気が引けますので、この辺りにしておきたいと思います。
ビジネスがこれぐらいで成り立ってしまうのかというところに、「医学」の力を感じます。似たような製品を中小の健康メーカー数社が作っていて、今も寝ているときに着ることがありますが、体感できるような効果はありませんでした。
ここまでの大手がつくるからにはわかりやすい変化が起きるのだと思いますので楽しみです。
ただ、ジーンズを選ぶ際に大事なのはデザインや履きこごちだと思うので、そのあたりも気になります。
健康的なんだけどおいしくないラーメン。のようでないことを願います。これが効果を示すのか分かんないですが、血液とかリンパの循環は大事ですよね。
椅子座る時に、体幹と膝ももの角度が90°で座ってるとやばいらしいです。
浅く腰かけるか、ちゃんとした椅子に座って、110°を守るべし。です。