【潜入】GAFAも知らない。オフィスと生産性のリアルデータ

2020/1/14
今、データをめぐる攻防は、インターネットの世界から、リアルの世界へと移り変わった。
グーグルやアマゾンなど「GAFA」と呼ばれるメガプラットフォーマーも、ウェアラブルデバイスなどのハードウェア企業を相次ぎ買収し、IoT(モノのインターネット)技術で現実世界のデータ収集を加速させている。
とはいえ、ほとんどの企業はGAFAほどのデータ収集力もなければ、資金力もない。
そんな中、コンソーシアム運営でIoTで生産性革命を目指すシェアオフィスが、東京都内にある。2019年7月にオープンした「point 0 marunouchi(ポイントゼロ丸の内)」だ。
パナソニックやダイキン工業というエアコンでライバル関係にある企業、オフィス家具のオカムラ、ライオン、アサヒビール、東京海上日動火災保険といった異業種9社が共同運営するという、珍しい形態だ。
その狙いはリアルデータを徹底的に集め、生産性の高い職場を作りあげること。この近未来型コワーキングスペースにNewsPicks編集が潜入。リアルデータの活用の最前線に迫った。