2020年、大企業の40代・50代を襲う「大・早期退職時代」が来る
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◆今年、雇用の流れが大きく動き出した
2019年は「大・早期退職時代の幕開けの年だ」という記事。令和になって昭和の遺産であるバブルのつけを一掃しやすくなったというのはこじつけっぽいが、人間の感覚だとそういう一面もあるように思う。そして今年早期退職に手をつけた企業は比較的余裕があるうちに活用性の低い資産(人材)を軽くして、これからの時代に必要となる資産に入れ替えを考えている企業と言える。そういう点で考えると今後の必要な資産が今まで違っていることがわかっていて、入れ替えをするための余裕があるという二つのポイントが必要だ。
もちろん組織としてはそれでいいが、入れ替えを求められる人材側は非常に大きな問題だ。ただし、これからは同じ企業で定年を勤め上げるというのはかなりレアになるだろう。今の二十代の若者達はそれをリアルに感じていて、中高年だけがその事実を受け入れたがらないのが現状。現実においては割増退職金をだしてくれて飛び出すチャンスを与えてくれると割り切れるかどうかも重要だと思う。この記事で紹介された45歳のマネジャーはしがみついて残るが本当にいいのか、外でチャレンジするのがいいか、今は非常に大きな分岐点だともいえそうだ。
世の中のトレンドをみて、自分が働く組織を状況をみて、その上で自分のキャリアを見直す。今までは組織がキャリアの面倒をみてくれたが、これからは自分のキャリアは自分で管理する時代になる。今いる組織が十年後も同じ形態で存続するなんて考えない方がいい。それくらい大きく変化が起きようとしている。自分の能力とキャリアをよくよくみて、毎年進むべき道を考える。もしかするとそれが当たり前の時代がすぐそこに来ているのかもしれない。