手作りIoTで中小企業工場が生産性改善と労働時間大幅削減!
コメント
注目のコメント
チャンスですよ、IoTベンダの方々 ガイジンさんはココ興味ありません(そもそもムリ)ので
「しかし、生産ラインにIoTベンダーのソリューションを導入しようとすれば数百万から1千万円単位の投資が必要になる。
中小企業ではコストが高ければ各ラインにIoTベンダーのソリューションを導入する投資は難しいし、昭和から使い続けている設備の場合、IoTセンサーなどを機器に組み込むことが難しいケースもある。そこで、旭鉄工では、秋葉原で購入可能な小型コンピュータ(RaspberryPi)と安価な光センサー、リードスイッチなどを組合せ、設備の外側に装着可能なIoTシステムを自作し、測定を可能にした。」勉強会で一度ご一緒したことがあります。目からウロコの素晴らしい試みの数々。現場目線の技術が光ります。
この記事にあるように、AI+画像認識よりもIoTのほうがうまくいく場合が多いと思います。
この記事で紹介されているラズパイについて。ほぼほぼLinuxだし、I2C規格のセンサを買ってきたら何も考えなくても通信できるし、安いし。今流行りのプログラミング教育には1人1台これを用意してもいいくらい、と思っています。
我々もFuture Standardというベンチャーさんと共同で不動産の住心地計測や保育園・幼稚園・こども園での見守り支援、はたまたタイの学部生向けAI+IoT出前講義までラズパイで行っています。
- 大渕友暉, 山崎俊彦, 鳥海哲史, 林幹久, 野澤祥子, 高橋翠, 遠藤利彦, 秋田喜代美, “保育施設におけるIoTカメラを用いた環境・行動解析,” MVE, 信学技報, vol. 117, no. 217, MVE2017-15, pp.7-11, 2017.
- Yuki Obuchi, Toshihiko Yamasaki, Kiyoharu Aizwa, Satoshi Toriumi, Mikihara Hayashi, “Measurement and Evaluation of Comfort Levels of Apartments Using IoT Sensors,” ICCE, pp. 864-869, 2018.
- 大渕友暉, 汪雪婷, 山崎俊彦, 鳥海哲史, 林幹久, 野澤祥子, 高橋翠, 遠藤利彦, 秋田喜代美, “IoTカメラを用いた保育施設における多人数行動分析,” IE, 信学技報, vol. 118, no. 450, IE2018-88, pp. 85-90, 2019.
- 山崎俊彦, 大渕友暉, 林遠, 北垣亮馬, 鳥海哲史, 林幹久, 酒井藍, 芳賀宣仁, 野村眞平, 池本洋一, “IOTセンシングによる不動産物件の断熱・防音性能評価 ,” 人工知能学会全国大会, 1D2-OS-10a-01, 2019.経営工学をきちんと学び、実践してきたリーダーを迎えることで、中小企業もIoTを活用して急成長できた、素晴らしい事例ですね。
ドイツのインダストリー4.0では、国が音頭を取って大企業から中小企業まで含めた効率化を行っています。日本は遅れを取ってしまっていますが、これからこういう事例や動きを増やしていけるといいですね。
日本は、国主導というよりは、トヨタさんなどの大企業が下請で使っている工場を教育して伸ばしていく文化が、色濃く根付いていると思います。そういう仕組みをもっと広げていけたらいいと思います。
それにしても、あんどんは高価で買えないけど、それより遥かに高性能のスマートフォンを全員が持っているという状況。当たり前といえば当たり前ですが、面白いですね。
大企業では、セキュリティを重視するあまり、個人スマホにアプリをダウンロードして全員で使用する、というのは実現しにくいのではないかと思います。こういう使い方は、中小企業の方がうまく活用できそうです。
そして工場と比較されることのある建設現場も、もっと工夫できることがたくさんあると日々考えさせられます。