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解決には程遠いです。そもそも、ロシアの長期戦略目標として、旧ソ連時代の勢力圏を回復するということがあります。ソ連時代の領土(そこにはウクライナやベラルーシ、エストニア、中央アジア諸国なども含まれます)を自国領にすること、そして東ヨーロッパ諸国をはじめとする、かつての衛星国を再び勢力下に治めるということです。
 これは時代錯誤な発想であり、今時は領土など広げても、経済的には負担が増えるだけです。しかし、この戦略目標をロシアが追求することで、大変な被害が出ています。シリア内戦などもその例です。
 ウクライナでも、死者は1万人を越え、経済的にも安定するどころではなく、できるだけ早く終止符を打ちたいところです。
インフラ破壊、地雷で犠牲も=死者1万3000人超―ウクライナ紛争
https://newspicks.com/news/4449767/body/?ref=index
 今回の停戦合意は、これ以上の負担に耐え切れないウクライナの肩を持つかたちで、フランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相が仲介したものです。
 しかし、ロシアは、まだまだ全然やる気であり、むしろこれからです。プーチン大統領は、ヒトラーがそうであったように、外交交渉で事態が落ち着いたと見えた途端に軍を動かして、攻勢に出るということをよくやります。今も、「停戦合意」直後から、ウクライナに憲法修正、東部に高度な自治権を与えるべき、というあからさまな内政干渉の要求を突きつけました。ウクライナを段階的に併合していくためにまず東部を支配下におさめる、その下準備といえるでしょう。
地図を眺めるとロシアの首都のモスクはうんと西に寄っていて、ウクライナとは目と鼻の先の距離。ソビエト連邦の時代にモスクワを守る大事な壁だった東欧の諸国が次々と西側の軍事同盟であるNATOに取り込まれ、ふと気が付くとモスクワは壁を失っていつの間にか丸裸です。欧米の結束が固い間はロシアも手をだせなかったけれど、結束が緩んで力の空白が生まれたら、国境を制するウクライナ全体、せめてその東部とクリミア半島は経済的に多少負担を負っても勢力圏として取り戻したくなるのは当然です。なかでもクリミア半島は、黒海から地中海への窓口で、その地中海にはモスクワに突き付けられた短剣みたいなNATOの最前線、トルコが位置しています。併合なり介入なりに乗り出した以上、簡単に引くとは思えません。
ただ、ロシア語がウクライナ語より堪能と聞き及ぶゼレンスキー大統領は、基本的に欧米寄りとはいえ力でウクライナ東部、ましてウクライナの支配権を取り戻すことは考えていないように感じます。
クリミア半島を取り戻した効果というわけでもないのでしょうが、最近のトルコは欧米と対立してロシアに近づく姿を見せている。ウクライナもトランプ大統領から軍事支援を取引材料に使われて、米国べったりという訳にもいかないに違いない。現実的に考えて、ロシアにとってもウクライナにとっても当面は現状を固定する停戦がまずは落ち着きどころといったところじゃないのかな・・・ とはいえ、ことが国境線にかかわるだけに、いつまでも停戦が続くかどうかは微妙な気がしないでもありません。停戦している間に、東部の分離勢力の力が強まりそう (・。・;ウーン
ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領がパリで初めて会談を行い、年内の停戦で同意しました。