[8日 ロイター] - 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米下院民主党とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、修正を加えたUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)の議会通過に向けて近く合意する見通しだ。

WSJが8日遅くに報じたところによると、ある米政権当局者は「完了に非常に、非常に、非常に近い」と述べ、クリスマスまでに合意がまとまる可能性を示唆した。

双方の間には、労働規則の執行面における見解の相違があり、民主党はUSTRの案を精査しているところだという。

USMCAは約1年前に調印されたが、発効には3カ国すべての議会による批准が必要。

米民主党はこれまで、労働や環境に関する規定の執行方法を巡り懸念を示してきた。

メキシコ議会はUSMCAを既に批准したが、カナダは米国と歩調を合わせたいとして批准手続きを先送りしている。

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