サンマ水揚げ量史上最低の見通し 8~11月で昨年比68%減
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注目のコメント
”不漁の原因は、外国船による漁獲量増加に伴う資源量の減少などが指摘されている。”
この記事を読んだ方は、「あー、やはり外国船にやられているからなんだ!」と思うかもしれませんが、果たして本当にそうなのでしょうか?
だとしたら、いつからいつの、そして具体的にどのエリアの漁獲量増加が、今年の国内水揚げ量に影響しているのでしょうか?
この記事においてその根拠は上記に書かれてある一言のみであり、完全に鵜呑みにするのは危険だと思います。
様々な科学的知見が集まってきた近年、人間は「資源を管理できる」と思い込みがちですが、反対に「資源とは管理できない」という立場をとる専門家も実は多くいらっしゃいます。
その点を踏まえて、資源というものを見つめると、画一的な思考にならずに済みますし、ニュースを読む上で考える力が付くのではないでしょうか。
最後に、そもそも「水揚げ量」とは極端な話「網にかかる大きさまで育った魚」の量です。
この記事の趣旨の一つに資源保護の観点があるとするならば、単に”網にかからない”稚魚が多い年でありさえすればなんの問題もない、とも言えるんですよね。秋鮭、イカ、サンマ、毛蟹、なんも取れてないです。
イワシは実際は一般には流通しない小さいサイズばかりが取れてて、思ったよりはインパクトが無いです。
美味しい天然の魚を安く食べれていたのは、奇跡だと自覚する必要があるのかも知れません。
不景気下ではなかなか厳しいですけど。外国の乱獲による資源量の減少、それもあるのでしょうが、地球温暖化を始めとした気候変動影響はないのでしょうか。
1990~2000年代は環境、潮流の変化で近海魚がとれなくなったことを盛んに報じ、環境問題がクローズアップされていました。
最近はSGDsのように持続的な発展という形で、さも全企業が環境問題に取り組めているようになっていますが、本当にそうなのか、現状を見た方がよいかもしれません。