れいわ新選組もエールを送る現代通貨理論:MMTへの素朴な疑問
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注目のコメント
これもまたMMTを読んだとか言ってるけど、実は全く読んでないか理解しないで批判している記事。
MMTは「現代の通貨の仕組みはこうなってますよ」と述べたものに過ぎないので、高齢化が!とかハイパーインフレが!とか全く関係ありません。
現代貨幣理論の議論を相対性理論の議論に置き換えると解りやすいです。
相対性理論は、エネルギー、質量、時間、空間の関係性について述べたものです。
光の速度は最高速かつ一定で、時間や空間は一定ではなく歪みますよ。質量は消滅してエネルギーに転換する事ができますよ。
と言う理論に対して、「そんな事をしたら、原爆が作れてしまう!相対性理論は誤りだ!」と言う批判が妥当なものかどうか?と言う話かと思います。
そのような議論をされている方に、解りやすく教えて!とか言われても、超高速移動中の空間の振る舞いについて語る意味があるでしょうか?
とは言え一応解説すると、
「少子高齢化の進捗は、人口が減る一方で医療や介護費用がかかる人が増える。パイは限られていくのに食べる人が増えるという構図を、MMTでどう説明するのか」
MMTでは重要なのは資本を活用した国家の生産能力だとしています。パイって何のパイでしょうか?
誰かの消費は誰かの所得なのですから、医療や介護で消費が増えるなら、所得も増える事を意味します。日本の問題は、消費するための道具である通貨が少なすぎる点です。
しばしば金融緩和を実体経済への通貨発行だと勘違いしている人がいますが誤っています。
「物価上昇率(インフレ率)が一定に達すれば国債発行を辞めるというが、そもそもインフレ率抑制(ハイパーインフレ抑制)ができるかどうかは時限の違う問題」
インフレ率が一定に達したら、昨年度と同様な政府支出に留めれば良いだけです。
つか、こんな疑問を持つならネットで語りかける前に、書籍くらいは読めよ!記者じゃないのかよ?しかも経済メディアの。素人か?!と言いたくなりますが。