【新】ヨーロッパ発。新時代の「アート×ビジネス」思考法

2019/12/6
まるで預言者のように、新しい時代のムーブメントを紹介する連載「The Prophet」。今回登場するのは、欧州トップクラスのビジネススクールである「IE Business School」他で、アート×ビジネスの思考法をビジネスリーダーたちに教えるニール・ヒンディ氏だ。
今、ビジネスの世界ではアートが必要とされている──そう言われるようになって久しいが、まだピンときていない人は少なくないだろう。そもそもアートに興味がない人もいるだろうし、「アートはアートとして楽しむものであり、ビジネスに利用するなんて無粋だ」という意見もあるかもしれない。
しかしヒンディ氏は「ビジネスとアートは本質的に不可分なものである」と言う。
そして、多くの人々はまず、「アートの定義」を根本から見直すところから始めなくてはならない、と。
今回、NewsPicksは来日したヒンディ氏から、じかに「講義」を受ける機会に恵まれた。まさに「アートの見方が変わる」インタビューを、全3回でお届けする。
ニール・ヒンディ/イスラエル・テルアビブ出身。起業家。アートの世界の実践やプロセス、テクニックをもとにイノベーションと創造性に関するトレーニングを提供し、ビジネスと起業家精神にアートの思考を融合するThe Artianの創業者。現在、スペイン国王フアン・カルロス1世によって設立され、同国内で革新を促進する組織である「コテック」の100人のエキスパートの1人であり、マドリードにある欧州を代表するビジネススクールの一つであるIEビジネススクールの客員教授、デザインスクールIstituto Europeo di Designの客員講師を務める。複数のアート&テック関連イベントの創始者であり、国際的なスタートアッププログラムのメンターでもある。
アートは「もの」ではない
──ヒンディさんは、アートの世界の思考法を生かして、ビジネスの世界でイノベーションを創出するためのトレーニングを提供しているそうですね。それは一体、どういったものなのでしょうか?