[東京 5日 ロイター] - 菅義偉官房長官は5日午前の会見で、アフガニスタンで現地の医療・農業支援に取り組んでいた中村哲医師が銃撃され死亡したことについて、「卑劣なテロ」との見方を示し、日本政府として断固として非難すると語った。政府として海外緊急チームの派遣を現在検討中であるとした。また事件が起きた背景など、外務省、警察庁を含む関係機関が協力して調査しており、アフガニスタン当局にも最大限の協力をしていきたいとの姿勢を示した。

「桜を見る会」の招待者名簿について、内閣府がバックアップデータの存在を再調査することの是非についてあらためて問われ、同長官は否定した。南スーダンPKOの日報問題で、再調査でデータの存在が確認されたこととの関連性については、招待者名簿は異なる性質のものとし、名簿は一般職員が業務に活用できるものではなく、組織共用性がないことから「行政文書」には当たらないため、と説明した。

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(中川泉 )