[3日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は3日、データセンターのサーバーに使う、より強力な半導体を設計したと発表した。市場を牛耳る米インテル<INTC.O>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)<AMD.O>に挑戦を突き付ける。

これは「AWSグラビドン2」で、ソフトバンクグループ<9984.T>傘下の英アーム・ホールディングスの技術を用い、前の「グラビドン」と比べて処理速度が7倍速いと推定されている。

ロイターは先週、アマゾンがクラウドコンピューティングサービス部門、アマゾンウェブサービス(AWS)向けの半導体設計を目指していると報じていた。

データセンター向け半導体はクラウドコンピューティングに利用され、大きな商機として現在急速に伸びている分野。

この新型半導体により、アマゾンは利益の上がるクラウド事業でインテルとAMDへの依存を減らすことができる。

現在、サーバー向け半導体市場のシェアは、インテルが90%、AMDが残りの大半を占める。