[ベルリン 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁は、金融緩和策として利下げよりも債券購入を選好すると述べた。債券購入の方がより強力で広範な効果が得られるという。

総裁は独ハンデルスブラット紙の3日付インタビューで、「マイナス金利よりも債券購入を選好する」と指摘。「マイナス金利で得られるものはほとんどなく、金融システムに悪影響を与える可能性がある。債券購入の方が効果がより強力で広範囲に及ぶ」と述べた。

また、ユーロ圏諸国が資金を拠出して共同の債券を発行することが必要で、ユーロ圏共同債はユーロ圏共通予算の導入に向けた礎になり得るとした。