なぜ日本は起業に無関心なのか?
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観ましたが、とても宙に浮いたような議論に思えた。
出演者は、この直前に放送された"企業家が成功する条件"を観ていないのか、収録がそれ以前だったのか。
キングオブコメントにもなった、「成功はアート、失敗はサイエンス」が全てを語っていると思う。
つまり、成功にロールモデルも手本もなければ、反対に失敗は再現性があるということだ。
起業とその後の継続的なビジネスを一つの成功とするならば、今回出演したような成功者の方々は、失敗事例をこれでもかと共有するべきだった。
失敗を恐れる国民性の日本に対して、成功例を示しても何も響かない。それよりも、失敗や破綻、事業の撤退などの際何を考えて行動した結果そうなったのかを共有するべきであり、それが最も必要な情報である。中小企業庁の課長がいたにも関わらず、この点が分かっていない。廃業者数をカウントするのではなく、なぜ廃業に至ったのかを集計し、公表するべきだ。
今回の議論は、ただ一つのメッセージしかなかった。つまり、
「みんな起業してるんだから、あなたも起業してみな。」
はっきり言って、全く意味のない回だった。
綺麗な言葉を並べるよりも、起業に至るまでの泥臭い話をしてほしい。今後10年-15年で消費税率が15%-20%になると仮定して、働き方改革の歪がこの数年で露呈し5年-10年で破綻。10年後くらいからほんとに身近で自営が普通になっていくことを想像すると、そのサポート業とか関連業は有望そう。
この時点で自営率20-30%くらいか。