【伝授】社内会議を攻略する「準備6点セット」
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『準備6点セット』の内容は、初めて取り組む人には、
とても有益ですね。事前に、深く理解しておきたいですね。
個人的には、検討を評価する側(Reviewer)の
"検証フレームワーク"の必要性をとても感じてます。
検証者自身のバイアス、偏重視点での"好き嫌い"的発言、
その場での"思い付き"発言が横行している実態が多いかと…。
"石橋を叩いて叩いて、結局、石橋自体を壊してしまい、
何も得られなかった…"という状況を、過去に多くの企業にて、見てきました…。
新規事業創出には、組織の中で醸成された"衆知"を集めて
活かす取組みに繋げていくことが極めて重要であると思う。
このような"フレームワーク"をうまく活用して、一人ひとりの挑戦を育む風土を醸成して貰いたいと願います。全3回連載の最終回は「社内会議の攻略方法」について解説しました。
たくさんの新規事業の「投資決裁の会議」を経てくる中で、よくある不幸な事例を型化して、それが起きないような防御策を練る中で構築された「準備6点セット」です。
補足なのですが、こちらの6点セットは、事業開発のプロセスにおいては本質的な準備かどうかはわかりません。
企業内新規事業の世界では、残念ながら投資判断を行う経営会議が機能不全に陥り、正しい評価ができないケースが散見されます。そこで諦めては試合終了な中で、「新規事業を正しく評価できず、正しく評価できない経営陣」を相手にすることを前提に、価値ある事業プランの決裁を仰ぐために積み上げた「社内会議ハック」がこちらです。
会社の看板や力を引き出す社内起業家という職種は、事業開発を行う起業家的なスキルに加えて、会社を動かすいわゆる「社内政治」の力を併せ持つ必要があります。その一端を感じていただけたら嬉しいです。
ちなみに、本当は、こんな準備6点セットを必要とせず、すべての経営会議が新規事業案を正しく評価できるようになってほしいと思っています。
そのための経営手法・経営判断の考え方は今回は解説していないのですが、経営陣のみなさまにおかれましては、ぜひ現場にこういう本質的ではない準備をさせる必要のない経営会議をデザインしていってほしい。
もっと詳しい話とメッセージは「新規事業の実践論」にしたためましたので、興味持っていただけたら本を手に取っていただけたら嬉しいです。どこの会社でも共通な要素がこうして抜き出せるということが面白い。
「自分の会社は特別」と思いたいものですが、意外とどこも似たようなものだということでしょう。
「準備6点セット」は参考になります。
いわば、新規事業提案の「型(かた)」。
といいつつ、真剣に新規事業を通そうとすれば、こうした結論には自ずから到達する。
「型」は重要だけれど、いわば提案時のマナーのようなもの。
提案は社内を通すだけではなく、実現にこそ意味があるはず。
その決め手は、「型」の先にこそあるのではないか、と思うのでした。