より良い経済を目指して。新生「反アマゾン連合」の決意

2019/12/3
「終わりの始まり」
アマゾンは設立以来20年、敵対する勢力もなければ、精密な調査の対象になることもないまま、順調に発展してきた。
だが11月26日に、そんな時代に終わりを告げる出来事が相次いで起きた。
この日、アマゾンに批判的な団体が団結した「アテナ」という連合が結成された。さらに、カリフォルニア州の経済研究所からアマゾンの活動に疑義を呈するレポートが発表されたのだ。
新連合「アテナ」には、デジタル監視、独禁法違反、倉庫における労働問題などを扱う30以上の草の根団体が参加している。目標は、アマゾンへの反対運動を推進し、統一することだ。
レポートの方は、南カリフォルニアの社会・経済問題を専門とする非営利研究団体「エコノミック・ラウンドテーブル」が作成したものだ。アマゾンが倉庫を設置した地域にどれほどの負担がかかっているかという、これまでほとんど取り上げられなかった問題を掘り下げている。その答えは、ひとことで言うと「たくさん」だ。
アテナ結成とレポート発表のタイミングが重なったのは偶然だ。しかし、現代生活のほぼ全ての面に関わるアマゾンの動きを理解し、最終的には改善を目指す試みであるという点で、両者は共通している。
(Philip Cheung/The New York Times)
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