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よく言われる「D2Cはただの中抜きモデルである」というのは間違えてはいないのですが、大事なことをいいくつか捨象してしまっていると思います。
- ミレニアル世代以下が牽引する消費文化の大きな変化のうねり
- 高度なテクノロジーツールの民主化・大衆化
- VCマネーの流入
- 東海外と西海岸の邂逅
など多様な背景を持ちながら「ものづくり企業ではなく、テック企業でありメディア企業であること」が大きなポイントであると思っています。
D2Cが持つその多面性こそが、これまでにない方法でブランドビジネスを牽引するベクトルになり得ます。
その他、ビジネスモデルの特徴なども含めて色々な角度でインタビューを頂いた記事です。
[1/5 追記]
拙著『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』
が発売になります。D2Cにご興味を持たれた方はぜひお手にとってみて下さい。
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かつてDirect Marketingという言葉がありました。One to Oneというバズワードもありました。そして今やD2C。顧客の一本釣りと、リピーターの育成、LTVの長期化。
本質は変わっていませんが、手法が最新のテクノロジーに代わっています。
例えば、コーラはコーラ専門の店はないから間に小売を挟むし広告なども流れる。一方で無印やユニクロは自社専用店舗があるし、SNSなどにも注力している中でD2Cなのかそうではないのか?(D2Cという言葉が出るはるか前からそういう事業モデル)
あとは、世界観を守る、希少性を作ることでできる商売だと、成長の限界がある。そこを超えることを志したときに多くの企業はビジネスモデルを変えざるを得ないが、D2Cにおいてどうなるか?というのは、消費者からすると、店舗でブランドの世界観を体感したい欲求もあれば、品ぞろえが良い店で一気に変える利便性も欲するという矛盾したもの。全部の店が分散的にやれるわけではない。
データサイエンティストやマーケティングを揃えるだけでは上手くいかず、トップがゆるぎない信念をもって、またそれを組織に浸透して、戦略・施策に一貫性を持たせなければ「見た目だけD2C」になるのは間違いないだろうし、そういう企業が今の「見た目だけAI」みたいな感じに色々増えていきそうとも思う。
物を作ることも、データも、マーケティングも、顧客価値創造の手段でしかない。手段が目的化したり、また最初は目的化して型を学ぶのはいいと思うのだが、「守破離」になっていかないと、失敗していくと思っている。
やはりユニクロの壁は厚く高い。いち早く編集部隊も抱え始めています。ブランドとは文脈であり生活者との信頼。1番それがわかっているのは編集者だと思います
佐々木さん、勉強になりました。
データがポイントとなるビジネスモデルであり、よりパーソナライズ化されたマーケティングが出来るので、モノを売って終わり、ではなくコト消費まで含めたライフスタイルが提案可能となる。
と、いうことかな。
金融商品のような「無形の」モノにも拡がりつつある
動きのような気がする。
もちろん、その背景には社会経済のデジタライゼーション
がある。