企業の「ウェルビーイング対策」は、間違いだらけ
2019/12/1
「生きがい」研究の第一人者として、「目的」ある人生の驚くべき効能を説く、ミシガン大学のヴィクター・J・ストレッチャー教授。
インタビュー最終回では、多くの企業がこぞって取り組む、職場の「ウェルビーイング」向上に、生きがい研究の知見を生かすアプローチについて聞いた。
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「ウェルビーイングとは、身体のみならず、精神面、金銭面、ソーシャル面のすべてにおいて健全である状態を指す」
金銭面の健康は、とても重要。身体や精神面の健康につながります。米国の調査ですが、借金で月に一度は不安になると回答した人は45%、借金で月に一度は体調が悪くなると回答した人は20%。金銭管理の大切さがわかります。
最近給与の即時払いや前払い(給料日より前に働いた日数分を支払う)をする企業が増えてきていますが、これもウェルビーイングに寄与しています。
毎月の借金返済額を知らない人は34%、残りの人生は借金に追われると思うと回答した人は15%もいます。やはりお金に対しても目的をもって生活する習慣が必要ですね。
企業は従業員の福利厚生に関しては「公平性」を重視するが、ことウェルビーイングに関しては「公正性」が重要。
"ウェルビーイングのステージは一人ひとり異なりますから、一律のプログラムを実施しても効果は薄い"
なぜそれをやるのかという「WHY」が大切だということですね。
にも関わらず、手段である「HOW」に目を向けすぎており、それを行う人の内側に目を向けることを忘れがち。
サステナブルとは「持続可能」という意ですが、記事にある「内的」はその通りで、内的な思考と向き合うことの結果が持続可能であると思います。
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