【携帯】ソフバン・ドコモから人材続々。電波は「意外に善戦」

2019/12/5
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクに続く「第4の通信キャリア」になるという、楽天の壮大な長期プロジェクトが進んでいる。
楽天が総務省から携帯電話事業者として、正式に認可を受けたのは2018年4月。その後、総務省から計画の遅れなどで3回の行政指導を受けた。
そして、2019年10月、東京・名古屋・大阪・神戸の5000人に限定した形で、通信キャリアとしてのサービスを無料で「スモールスタート」させた。
楽天が「グランドローンチ」と呼ぶ、人数を限定しない本格的なサービス開始について、三木谷史会長兼社長は「できるだけ早く」と強調しているが、その時期は2020年春以降になる見込みだ。
楽天は、「IT企業から通信インフラも持つ企業に変身する」という前途多難な旅路をすでに歩み始めた。
(写真:Keith Bedford/Bloomberg via Getty Images)

基地局は3000局が稼働中

携帯キャリア参入の明暗を分けるキーポイントについて、三木谷氏は3つ挙げている。