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注目のコメント
楽天経済圏とは「楽天5大サービスを含めて多くの楽天サービスを利用すればするほどポイントが優遇され、還元される経済圏」という仕組みです。楽天経済圏の超拡大という言葉が、2017年通期の決算発表で初めて登場しました。以来、楽天のビジネスモデルにおける最上位概念として位置づけられています。2018年第3四半期の決算資料には「現在約4兆円ある楽天のメンバーシップバリューを将来10兆円にする」とあります。メンバーシップバリューとは「延べサービス利用者数×LTV」を意味します。LTV=ライフタイムバリューとは、1人のユーザーが生涯において特定の企業やブランドにもたらす利益を算出したものです。
この目標達成に不可欠なものが「クロスユース」の拡大です。クロスユースとは楽天会員のうち2つ以上のサービスを利用してくれることです。1人の会員がECやフィンテック、デジタルコンテンツ、通信など、70を超えて展開される楽天のサービスを横断的に使えば、メンバーシップバリューは増大します。楽天会員数は2018年9月末時点で1億人以上ですが、グループのサービスを2つ以上利用したユーザーは実に69・2%。
クロスユース促進のエンジンとなっているのが、楽天のポイントプログラムです。サービス利用時に貯めたり使ったりすることができる楽天スーパーポイントが、顧客のエコシステム内への流入拡大やグループサービスの複数利用、回遊的・継続的なサービス利用を促進しているのです。楽天スーパーポイントアッププログラム(SPU)が、それをさらに加速します。楽天カードを楽天市場で利用すると「ポイント+2倍」、楽天銀行で楽天カードの引き落としをすると「ポイント+1倍」など、楽天市場での買い物で得られるポイントが最大15倍になるプログラムです。冒頭に述べたように、楽天経済圏とは「多くの楽天サービスを利用すればするほどポイントが優遇され、還元される経済圏」という仕組みなのです。そしてソフトバンクグループ連合は、ここにまずはスマホ決済×ヤフーカードによるキャッシュレス還元率の決定的な違いを打ち出すことで対抗しようとしています。楽天の5大サービスについて家電やサービス比較に詳しいフリーライターの小枝祐基さんと共に徹底比較を行いました。
楽天市場に還元率に大きな影響を与える5大サービスにいくつ魅力を感じるかどうかが、楽天経済圏に住むべきかどうかの指標です。記事を見て検討してみてはいかがでしょうか。
また、楽天のポイント還元には独特の工夫や勘違いしやすい落とし穴があります。徹底した使い倒し方についても分析しています。楽天ユーザーにもお勧めです。
【注】クーポンについては、正しくはクーポン利用額分のみポイントが付かず、残り分にはポイントが付く仕組みだったので、原稿を修正しています。勘違いしておりました、申し訳ありません。まだどなたも書いていらっしゃらないようなので、ちょっとだけ参加を。
獲得した楽天ポイントの使いみちとして還元率の低いサービスへの支払いが挙げられていますが、帰省や旅行を多くされる方であればマイレージに変換されるのがお得です。
ANAのマイルへの交換だと2ポイントが1マイルになります。(細かいことは省きますが)通常期は15,000マイルで往復チケットが入手できるので、30,000円相当で航空券往復の権利が。普段航空券はそんなに安くないのでお得だと思います。
楽天スーパーポイントからANAのマイルへの交換ルール
https://point.rakuten.co.jp/exchange/ana/rule/