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心不全の患者数は、「パンデミック」とも言われるほど、世界中で急増しています。

日本だけでも、すでに患者数は100万人を超えています。この数字はがん患者さんの総数をすでに上回っており、言い換えれば、将来がんになる確率よりも心不全になる確率の方が高いということです。このため、心不全の話は誰にとってもヒトゴトではありません。

心不全領域の研究は非常にホットで、ここ数年でもシングルヒットレベルの研究がいくつか発表されていますが、肝心のホームランが出ずにヤキモキしているような状況です。

一度壊れてしまった心臓の筋肉を薬で戻すということが不可能に近いため、おそらく薬剤だけでは太刀打ちできない病気であり、再生医療が輝きうる領域の一つと思います。

臨床試験が待たれるところです。
心筋シートの次は細胞スプレー

澤先生の研究室は非常に熱心にこの領域に取り組んでいらっしゃいます



心臓は身体中に血液を送り出すポンプです。血液は酸素や栄養を運んでいます。

メインポンプの中にある血液から酸素や栄養をもらうことはできないので、心臓にも血管が張り巡らされており、それを冠動脈と言います。

冠動脈が動脈硬化などで狭窄・閉塞してしまって心臓の筋肉にダメージを及ぼしたものを虚血性心筋症と言います。

冠動脈が閉塞して、酸素や栄養が来なくなった部分の心臓の筋肉の細胞が死ぬ病気を心筋梗塞と言います。
死んだものは何をしても蘇りません。カテーテル治療などの血流を再開する治療もあくまで瀕死になった細胞を救ったり、それ以上死ぬ細胞を増やさないための治療です。

今回の治療はまさに再生治療の一種ですが、その死んでしまって戻らない心筋細胞を改善させるのであれば、とても良い治療法になるのかもしれません。

もちろんさまざまな結果が出るまでわかりませんが。