[東京 29日 ロイター] - 菅義偉官房長官は29日閣議後の会見で、9月に米国の国連本部で開かれた「気候行動サミット」で、安倍晋三首相が国連側から演説参加を断られていたと報道されたことについて、事実関係を否定した。

報道によると、石炭火力発電の推進方針が支障になり、国連側が演説を断ったという。官房長官は「国連側から発言要請があったが、日程の都合上、参加できなかった」と説明した。

経済産業省と韓国側との昨日の課長級対話の結果、12月16日の週に輸出管理対話を行うことで合意したことについて、「両国の輸出管理制度の確認を行う」したうえで、「さらなる輸出管理の向上に資するよう建設的な対話を期待したい」と述べた。

日本側の対韓輸出管理の行方は韓国側の対応次第かとの問いには「予断をもって見通しを答えることは控えたい」と述べるにとどめた。

*最終段落の表現を修正しました。

(中川泉 )