[東京 29日 ロイター] - 総務省が29日発表した10月の完全失業率(季節調整値)は2.4%と、前月と同じだった。ロイターが集計した民間調査機関の予測とも一致した。

完全失業率は2018年1月以降、2.2─2.5%と約26年ぶりの低い水準で推移しており、総務省は「雇用情勢は着実に改善している」(幹部)と総括した。

就業者数(季節調整値)は6758万人と前月に比べ28万人増加。完全失業者数(同)は166万人と前月から1万人減少した。

原数値では、就業者数は前年同月比62万人増の6787万人だった。82カ月連続で増加し、比較可能な1953年以降過去最多となった。

厚生労働省が発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.57倍で、前月と同じだった。ロイターの調査では1.56倍が見込まれていた。

*内容を追加しました。

(志田義寧 編集:内田慎一)