気候変動問題、対処必要だが政府主導であるべき=ECB当局者
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最近、ECBからはこの手の言動が目立ちますが私は強い疑問を持ちます。環境問題は重要ですが中銀が気にすることではありませんし、そもそも自分の庭先の物価すらコントロール出来てないのに気候のコントロールまで出来る道理がありません。
ラガルド新総裁が、これから始まる金融政策の枠組みの見直しにおいて、気候変動への対応を含める意向を持っているというFT誌の報道に対する牽制のように見えます。
すでに他の専門家の方が指摘されたように、問題と政策の時間的視野が違いすぎて、合理性には大きな疑問があります。この問題を視野に入れるのであれば、BOEが先行したように、金融システムの安定維持の方だと思います。本来の仕事が少なくなったり手詰まりになったりすると、利益責任を負わずに済む官僚組織はホットなテーマを追って仕事を作って組織防衛に走りがち。言い方は悪いけど、そんな感じを受けないでもありません。「中銀が気候変動問題の克服で先頭に立つのは無理がある。これは政治の仕事であり、そうあるべき」が正論で、極端な緩和の結果ECBのバランスシートがGDPの4割を超えるまでに膨らみマイナス金利が続いてカネが暴れ出すリスクを抱える状況下、金融システムの安定に全力を注ぐのが中銀の役割じゃないのかな・・・ ( 一一)