「炎上を怖がっちゃいけない。電源を抜いたら消えてしまう世界です」――筒井康隆85歳が語る「表現の自由」
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注目のコメント
筒井康隆の過去の作品を振り返ると、技術の進展によって引き起こされる社会現象を予見していたかのようなものが多かったように思います。
本稿にもある『朝のガスパール』は、パソコン通信上でのやりとりを通じてCGM的に作品を作り上げ、朝日新聞上で連載するという斬新な試みでした。
10代前半、散々作品を読み漁り、人格形成に相応の影響を受けたように思いますが、ネットについて「電源を抜いたら消えてしまう世界」という指摘に得心してしまうあたり、やはりこってり影響を受けているのでしょうね。
老いてなお盛んというか、自分の方が物わかりのよい大人になりつつある気もしてまずいと感じてしまいます。
なんせ、「今一番見たいものは戦争」なんて平然とテレビ番組で答える方ですからね。ハナから世間のバッシングや見たくれなんてものは歯牙にも掛けない御仁でしたが、もう怖いものなんて何もないんでしょう。中学高校大学と筒井康隆の小説を読み耽りました。実家の本棚に40冊はあると思います。
文豪なんて言われて、それを一番のブラックジョークと思っているのがご本人でしょう。
まさに炎上の大先輩にあたる方ではないでしょうか?
権威を徹底的に笑い飛ばし、芸術は見て見ぬ振りをし、徹底的に悪い冗談を振りまき、男子の下衆な性欲を煽る。
その姿勢は健在ということなのですね。
些細なことにクヨクヨするなという勇気をいただきました。久々に何か読み返してみようと思います。かっこいいというか、変わってないというか、なんというか。
『炎上を怖がっちゃいけない。電源を抜いたら消えてしまう世界です』
この言葉に救われる人も多いんじゃないかしら。
御年85。こういう老人になりたいなぁ…と思わせられる御仁です。
電脳筒井線とか、断筆宣言とか懐かしい…。
文学部唯野教授とか大好きだった。今考えてみると、PCとかインターネットに興味をもったのも筒井線がきっかけだった気がする。ごりごりの純文学かぶれの国文学科だったもんでw
学生のころ、なんか新しいことやってるなぁ、かっこいいなぁ、って憧れて、筒井先生の作品はたくさん読んだけど、これ読んでみると何にも理解できてなかったと改めて思う。
若い人にありがちな「筒井作品を読んでる私、かっこいい」的な?w
もう一度読み直してみようかな。