STAP細胞事件が覆い隠した科学技術立国ニッポンの「ヤバい現実」(現代ビジネス)
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広く知られていませんが、「世界の論文捏造の上位を日本人医師が占めている」というのは悲しい事実です。
裏を返せば、すでに日本の医学界にはその土壌ができてしまっているということにもなります。決して一部の心ない医師による行為ではなく、「捏造させてしまう土壌がある」と理解した方がいいでしょう。
やはり大きな側面だと感じるのは医師の多忙さでしょう。多くの先進国では医療は高度な分業制であり、外科医なら手術に専念する環境が整っていますし、家庭医と専門医の分業もされていますから、難手術は集約化され、症例も集まりやすい環境にあります。文書作成などの業務は専門のクラークが全て担い、「医師でしかできない業務」に専念できます。
これに対し日本では一人の医者が担わなくてはならない範囲が広い。風邪の対応から難疾患の治療までやりますし、診断書から医療保険会社の細かな書類まで全部医師が自分で記載する。その上で研究までして、世界と戦うことを求められます。
時間もない、症例数もない。でも世界と戦わなくてはならない。不正しやすい環境になるのです。
一度できてしまえば、それで評価されてしまう。後には引けなくなり、どんどん不正論文を作成することになるのです。