[ロンドン 27日 ロイター] - 調査会社ユーガブの予測モデルによると、12月12日の英総選挙でジョンソン首相率いる与党・保守党は定数650のうち359議席を獲得して単独過半数を獲得、その他の政党の議席合計との差は68議席となる見通しだ。

2017年の前回選挙で保守党の獲得議席は317だった。

タイムズ紙が掲載したユーガブの分析結果によると、最大野党・労働党の獲得議席は前回の262から減って211となる見通し。

ユーガブはMRP方式と呼ばれる予測モデルを採用しており、2017年選挙の結果を言い当てた。

ユーガブの政治・社会調査ディレクター、アンソニー・ウェルズ氏は「2019年総選挙に関するわれわれの最初のMRPモデル予測では、保守党が過半数を獲得する見通しであることが示された」と述べた。

ユーガブは「政党が変わる議席の多くは労働党が2017年に獲得したもので、保守党が奪う構図になりそうだ」と分析。「これらの選挙区の動向が、保守党の過半数獲得を左右する最も重要な要因になる」との見方を示した。

また、モデルの誤差を考慮すると保守党の獲得議席は328─385になる見通しとした上で、来月の投票日まで、有権者が投票方針を変える時間は十分あるとも指摘した。

YouGov 2019 model 2017 general election

Conservatives 359 317

Labour 211 262

SNP 43 35

Liberal Democrats 13 12

Brexit Party 0 0

Needed for majority: 326 326

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