アリババ香港上場、調達した1.2兆円の「使い道」を深読みする
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・中核的リテール 売上高1012億2000万元、経常利益320億6900万元
・デジタルメディア・エンターテイメント 売上高72億9600万元、経常損失33億2700万元
・イノベーション事業・その他 売上高12億1000万元、経常損失30億7300万元
・クラウド 売上高92億9100万元、経常損失19億2800万元寄稿しました。
香港市場上場に関するアリババの目論見書から、現在の事業セクター別収益、将来の構想、そしてアリババがおびえるチャイナリスクについて読み解きました。
エンタメ、クラウド、イノベーション事業の3部門は売上爆増ながら赤字なのですが、唯一赤字を縮小させたのがエンタメ。収益を立てられるようになったから……ではなく、動画配信サイトのコンテンツ獲得競争からアリババ傘下の優酷が一歩引いたから、です。ドラマなどの版権買いあさりからネットフリックスばりのデータ解析主導のウケる自家製コンテンツ主導での黒字化という新たな路線に踏み出したように見受けられます。アリババの収益構造
2019年6~9月期の実績 1元15.5円
・中核的リテール 売上高1012億2000万元、経常利益320億6900万元
・デジタルメディア・エンターテイメント 売上高72億9600万元、経常損失33億2700万元
・イノベーション事業・その他 売上高12億1000万元、経常損失30億7300万元
・クラウド 売上高92億9100万元、経常損失19億2800万元