【図解】地味だけど、すごい。ソニーの半導体戦略を読み解く
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SONYの赤字時代から、スマホカメラの半導体市場を抑え、次なる方針を明確に導き出して進む姿、結果を見れば拍手喝采ですが変化の真っ只中でこの意思決定をしてこれたことの裏側に興味があります。トップの意思決定を支える問題提起やファクトの提示、、
CCDからCMOSへのスイッチ、誰かが信念を持って続けていた別の事業が、意図せず本体を救う結果になる、、新規事業の種まきはこういうところで活きるのだな、、と別の角度から拝見しました。Playstationなどのゲーム事業の成長が話題になることが多いSONYですが、半導体事業がグループ全体を支えていることが非常にわかりやすくまとまっていますね。ここシリコンバレーでもサンノゼ周辺にiphone関連のサプライヤーの日本メーカーが多くありますが、その中心にあるのがSONY。とはいえiphoneの売り上げもついにApple全体の半分を切り始めているので、今後の戦略が気になります。
スマホの波、複眼化の波に乗っているとも言えますが、ソニーほどスマホの波で自社の事業を食われた会社もないでしょう。
PSPやウォークマン、VAIO、PND、ロケフリTVなどなどソニーがスマホ、タブレット以前に持っていた数多くの完成品事業はことごとく、スマホ・タブレットの波に駆逐されていってしまいました。今ではスマホも過去の1億台の栄光も見る影もなく、風前の灯火。TVではなんとか黒字を達成できているけど、首の皮一枚。ウォークマンは意地で出しているだけだし、得意だったはずの音響機器、ヘッドフォンやイヤフォンでもAirPodsに押されています。
栄光の時代を知る人から言わせれば確かにCMOS事業はソニーのほかの事業と比べれば地味ということになるんですかね。
日本の部品産業の中ではむしろソニーのCMOSは世界と対等以上に戦っている数少ない花形事業に思えますし、ソニーがこの10年で進めた合理化やポートフォリオ改革の中で自社本体に残した数少ないデバイス事業とも言えます。
(過去にはソニーはLCDも電池も基板も作っていて自社でなんでも賄えたが、今では殆どのデバイス事業は売却ないしは譲渡)