[東京 27日 ロイター] - 自民党の森山裕国対委員長は27日午前、自民・公明両党の幹事長、国対委員長会談後に記者団に対して、2019年度補正予算について、10兆円規模の方向で編成が進んでいるとの認識を示した。

森山委員長は「補正予算の作業が進んでいるが、景気の下振れリスクも十分考慮しながら編成にあたってほしい」と述べた。20日の会談では補正予算で10兆円規模が必要との認識を示していたが、「その方向で(政府側が)努力していると理解している」と述べた。

補正予算・経済対策に関連し、「国家の意思として戦略的、継続的に進めるものについては基金化を考えたほうが良い」と述べ、具体的な対象として学校向けパソコン普及や中小企業対策などを挙げた。

会談で臨時国会の会期延長は議論されなかったと述べた。

*内容を追加しました。

(竹本能文 編集:内田慎一)