[ワシントン 26日 ロイター] - 米コンファレンス・ボード(CB)が26日発表した11月の消費者信頼感指数は125.5と、前月の126.1(改定)から低下し、市場予想の127.0を下回った。低下は4カ月連続。

現況指数は166.9と前月の173.5から低下。一方、期待指数は97.9と前月の94.5から上昇した。職が十分とみる向きと就職が困難とみる向きの差は32.1と、前月の36.1から悪化した。この指標は労働省が発表する失業率と関連性がある。

オックスフォード・エコノミクスのエコノミスト、キャシー・ボスチアンチッチ氏はこれについて、「雇用増加が幾分鈍化していることを示しているが、全体的に労働市場はなお堅調だ」と分析した。

CBのシニアディレクター、リン・フランコ氏は「現況指数の低下は今10ー12月期の経済成長が依然低迷することを示唆しているが、その一方で、消費者の短期的な期待は小幅ながら改善しており、来年初頭の成長は2%前後にとどまる見込み」と指摘。その上で「消費者信頼感は依然高く、今年の年末商戦期の消費を後押しする」という見通しを示した。