[ハンブルク/ミュンヘン 26日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン<VOWG_p.DE>の高級自動車部門アウディ<NSUG.DE>は26日、人員を10%削減すると発表した。電気自動車(EV)への投資に向けた資金を確保する。

アウディによると、2025年までに総従業員の10.6%に当たる最大9500人を削減。これにより、60億ユーロ(約66億ドル)の資金を確保できるという。一方で、EVやデジタル分野で最大2000人の新たな雇用を創出するという。

人員削減は早期退職制度などを利用して実施し、管理職も対象に含まれる。これにより、利益率は9─11%になるとした。

アウディは今回、強制的なレイオフを認めない雇用保証を29年末まで延長することで労働組合と合意した。