仏LVMHがティファニー買収 1.7兆円超、宝飾品強化
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注目のコメント
相方の利害が一致した買収と言えそうです。
今年の上半期決算でも増収、増益と絶好調のLVMHグループと
宝飾ジュエラーとしては老舗のティファニー。
ティファニーは数年前、業績を落としていた時期がありましたが、
新CEOにLVMH傘下のブルガリ元幹部のアレッサンドロ・ボリオーロを迎え、業績が回復。
特にミレニアル世代向けの商品ラインナップの充実やマーケティング戦略の刷新など、大胆な戦略が効果を発揮しておりました。
ティファニーにとっては、今後の資金力と弱かったヨーロッパ市場の開拓、
LVMHにとってはブルガリ、ショーメに引き続き宝飾市場で世界的な富裕層の獲得などが狙いかと。
宝飾ではルイ・ヴィトンなどでも重点課題だったのが、ティファニーという老舗ジュエラーを得て、工房やデザイン、素材調達も含め大きく伸ばしていくのだと思います。
いやあ、それにしてもLVMH最強。。。みなさんが気にしている様なブランドイメージの大幅な変更は無いと思います。
LVMHが欲しいのはティファニーのブランドイメージと既存ユーザーであって、ティファニーのファンにルイ・ヴィトンを売りたい訳ではありません。
これまでだってセリーヌやベルルッティ、ディオール等を買収(LV派生も含む)して来たのに、これらのブランドがLVMH傘下だと知らない人が沢山いるじゃないですか。
もっと次元の違うレベルで動いていますよ。ティファニーのイメージや雰囲気が変わらないことを願います。
今のティファニーだから大好きな人が沢山いらっしゃるはずです。私も大好きで憧れのブランドです。
あのティファニーブルーの。
あの憧れの街、NY五番街の。
これまでティファニーはアメリカの歴史の重要な節目に立ちあってきました。
南北戦争時代には式典用の剣を製作し、
ティファニーのデザインは、議会勲章やドル紙幣にも採用されています。
また、ホワイトハウスで使用される陶器、各国から訪れる要人たちへの贈品、ファースト レディのためのジュエリーも、大統領からの依頼を受けデザインしてきた過去もあります。
それほどアメリカにとっては、欠かせない大きな存在です。
一昨年、ケイト・スペードがコーチに買収されたことを振り返ってみると…
買収後、ケイト・スペードのデザインは大きく変わってしまいました。
これは、もちろんデザイナーも変わったからというのもありますが、元々のポップでちょっぴり奇抜なデザイン性が好きで購入していた私からすると、残念な気持ちは隠せません。
(もちろんデザインの好き好きはあると思うので、あくまで個人的感想ですが…)
今回の買収によって、経営陣など含め、体制がどうなるのかも気になるところです。
これまで歩んできたティファニーの姿、立ち位置を変えることなく、さらに世界へと羽ばたいて欲しいです。