[22日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は22日、米国防総省が最大100億ドル規模のクラウド事業で米マイクロソフト<MSFT.O>と契約を結んだことを巡って、決定を不服として米政府を提訴した。

アマゾンウェブサービス(AWS)の広報によると、訴訟は連邦請求裁判所に起こした。アマゾンは提訴の根拠について説明していない。

国防総省のクラウド契約の受注競争では当初はアマゾンが優位と見られていたが、最終的にはマイクロソフトが事業者に選定され、アマゾンは政治が業者選定の過程に影響したなどと主張していた。アマゾンの最高経営責任者(CEO)で、ワシントン・ポスト紙のオーナーでもあるジェフ・ベゾス氏は、トランプ大統領への批判的な発言で知られる。

マイクロソフトは訴訟について、電子メールで発表文を送付し「国防総省の公平な手続きを経て、そのニーズが当社によって最適に満たされると判断されたことが、事実により証明されると確信する」とした。