【江上剛】セブンの父・鈴木敏文退任の裏側

2019/11/27
セブン&アイ・ホールディングスを小売大手に育てた、イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊氏と、「コンビニエンスストアの父」と言われる鈴木敏文氏をモデルに、作家の江上剛氏が、小売業の栄枯盛衰を描き出した経済小説『二人のカリスマ』(日経BP)。
フィクションではあるが、執筆にあたり二人の経営者とその周辺の人々に綿密な取材を重ねた江上氏が描く物語は、セブン&アイの歴史そのものでもある。
「良い意味で仲が悪い」独特の関係性で会社を盛り立てた伊藤・鈴木体制は、2016年の鈴木氏の電撃退任で突如、幕を閉じた。
さまざまな憶測が飛び交った退任劇の裏側で何が起きていたのか。
江上剛(えがみ・ごう)/1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に入行。2002年在職中に小説『非情銀行』(新潮社)でデビュー。03年、銀行を退職し作家に。代表作に『企業戦士』(講談社)『特命金融捜査官』(新潮社)『ラストチャンス 再生請負人』(講談社)がある
鈴木敏文の「ひらめき」
──鈴木さんをコンビニビジネスに突き動かしたものは何だったのでしょう。