【比較】成長中のBリーグで、独自の勝ち筋を描く8クラブ
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わかりやすい。
なにかと話題になる千葉はやはり多くのデータで上位にいることがわかりますが、個人的には三河がスポンサー収入でここまで稼いでいることに驚きました。しかし、2026基準を満たしているチームが千葉、栃木の2チームしかないのは意外であり、大きな課題ですね。それでもハードルを下げるべきではないと思いますが。
Bリーグは順調に成長しているものの、まだまだその余地はあると思っています。その前提として、リーグ全体の競技レベルの向上と、さらなるスター選手の台頭は必須ですが、アリーナに問題はかなり深刻。
大きければいいわけではないものの、ハコのキャパが決まっているために人気クラブはチケット売切も続出してるわけですし、記事にもあるように、やはりあくまで「体育館」でやっているチームがほとんどです。各チームが工夫して演出していますが、音や映像など、体育館とアリーナでは仕掛けられるエンターテイメントも大分変わってきます。
まずは沖縄と千葉のアリーナ。成功すれば他のチームも自治体や企業を口説き易くなるでしょう。これからが楽しみです。プロ野球、Jリーグは各球団のカラーがファンに浸透していることで、見る側は格差や地域差も含めてストーリーを楽しめる。4年目のBリーグを見ると、徐々にカラーがはっきりしてきたなということで、そうした点から観戦を楽しめるように企画しました。個人的に興味深いのは川崎、三河。実業団ベースのチームが、プロスポーツの仕掛けが工夫されているBリーグにいる中で、どう変わっていくのか。日本のほとんどの競技は実業団として行われてきた中、そこからプロ化を模索する動きもあるので、Bリーグが成功例になって刺激を与えてほしい。
Bリーグでは下記理由でクラブ決算数値を公表しています(*)。まずこの精神が素晴らしい。
• 情報を積極的に開示しスポーツ界全体の発展に役立てる
• クラブの透明性を高めステークホルダーからの信頼を向上させる
• 他クラブの状況を把握しクラブ経営の改善に利用する
公表資料にはいくつか示唆に富む数値がありますが、「選手人件費割合」に注目すると、B1で38%とNBAの50%とWNBAの22%の中間ぐらいにあります(*)。B1選手基本報酬平均は1,610万円(昨対比+22.9%、開幕時から約2倍)と全体の営業収入の伸び(+14.5%)以上に選手投資を進めています。より質の高い選手獲得、試合を増やすためにもここは引き続き投資続けて欲しいですね。
(*) B.LEAGUEクラブ決算概要 発表資料(2018-19シーズン)https://www.bleague.jp/files/user/about/pdf/club_financial_settlement_2018.pdf
(**) The case for boosting WNBA player salaries http://theconversation.com/the-case-for-boosting-wnba-player-salaries-100805