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【皮肉】山中教授「iPS発明」の恩人が初めて語る、彼との確執

NewsPicks編集部
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  • シンクタンク 研究員

    何度読んでもiPS研究が悪いのではなく、ES細胞研究の良さ・併用すべき良さを政策立案者にちゃんと提言できなかったES細胞研究側の人間に落ち度があるという記事にしか読めない。


注目のコメント

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    再生医療・幹細胞生物学研究者

    思い出話になります。大学院博士後期最終年に論文を書き終え、若い頃インターンシップをして関わったのがリプロセルでした。

    中辻先生と中内先生が Co-founder として設立されたリプロセルは、当時のビジネスモデルとしては記事中の培地がその主力製品でした。2017年のヒトのiPS細胞作製の論文のMaterialの頁にリプロセルの商品名が記載されたことが、リプロセルのビジネス、その後の上場に貢献していました。
    私のミッションは、(当時)日本では大きくシェアをとったリプロセルが、海外にうって出るにはどこに支店を建てるほうが良いか?の答えを提案することでした。ヒトのiPS細胞樹立から5年がたち、国外では STEMCELL Technologies等の培地がシェアを取っていたからです。

    そのマーケティング調査をエルゼビアの Scopus という論文データベースを使って、ES細胞とiPS細胞の論文を引用している論文を逆引きして、どこの地域で研究が盛んなのかスコアリングし、マッピングしました。
    その結果、アメリカでもカルフォルニア地区、あとバルチモアがスコアが高かったですが、ハーバードやMITがあり、世界トップレベルの病院が集積するボストンのロングウッドメディカルエリアが群を抜いていたことを思い出します。

    記事中の調査は 2017年発表。論文データベースの調査は、分析期間、論文の分析方法一つとっても主張したいことによって抽出できますので、是非、個々がデータを自由に判断できるように引用情報も一緒に載せていただければと思います。分析対象の期間を考えることは特に大事です。

    その調査後、ボストンに建てることになり、当時の営業部長と一緒に自前のオフィスを設立するに至ります。2012年のノーベル賞受賞のニュースは私はボストンにAirbnbでステイしていたベッドの上で知りました。興奮してオーナーに熱く語りましたが、さぞ迷惑だったでしょう。

    上場後はボストンでも存在感のあった会社を日本の小さなスタートアップであったリプロセルが買収し、当時はボストンに乗り込んできている和製バイオベンチャーは殆どありませんでしたから領事館にもとても応援してもらいました。

    中辻先生や、記事中で言及される研究者の先生たちの今に至るまでの幹細胞研究、社会における貢献は多岐にわたり、計り知れません。


  • 東京工業大学 教授

    あらためて事の問題の本質は、本来起こりえない・起こるべきでなかった、ヒトES細胞株とヒトiPS細胞の「確執」だったことが良く解る記事です。
    ヒトES細胞株抜きで欧米に挑むのって、例えるなら数段格下なのに飛車落ちでトップのプロ棋士に挑むのと同じくらいの暴挙。第一人者の中辻先生ならではの重い意見。

    ちなみに、記事中に触れている直近の下記の結果は衝撃ですが、手前が担当し中辻先生も監修した2013年時点のレポートで、その傾向はすでに確認されていたんだよなあ…!

    「潤沢な支援を得ていた京都大学は世界で30位だった。引用件数(論文の質)は58位でした。(中略) 10年間で8位から58位に転落したんです。」

    「日本はES細胞の研究を厳しく制限したドイツと並んで、iPS細胞研究のレベルが世界平均よりも下という結果。」

    エルゼビア・京大iCeMS合同調査 ‘Stem Cell Research: Trends and perspectives on the evolving international landscape’ (2013年12月)
    https://www.elsevier.com/research-intelligence/resource-library/stem-cell-research-trends-and-perspectives-on-the-evolving-international-landscape


  • サイエンスライター

    中辻先生のTwitterをフォローしている人や本を読んだことのある人ならわかると思いますが、iPS細胞偏重の日本の戦略に以前からかなり強く反対されています(山中先生の考えがどうとかとなると主観的なものになってしまうため、ここでは文部科学省の意向や予算配分も含めて「日本の戦略」とします)。

    ES細胞とiPS細胞の両方を含めた幹細胞研究の重要性は、中辻先生の本『幹細胞と再生医療』(丸善出版)に書かれているので、ご興味をもった方にはおすすめです。

    追記
    中辻先生のツイートです。

    “このネット記事は科学者個人の関係に焦点絞り過ぎで、私の考え全体像ではない。→日本の幹細胞や倫理巡る問題について、私が思索を重ねてきた全体を1時間語った、同志社大良心学センター主催の公開シンポの公開動画を御覧になって欲しい。直後のパネルディスカッションも有益。 “
    http://ryoshin.doshisha.ac.jp/jp/activity/20191105/

    https://twitter.com/norionakatsuji/status/1199848106533064704?s=21


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