【末續慎吾】なぜ「10秒の壁」は次々と打ち破られるようになったか
SportsPicks編集部
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第1回( https://newspicks.com/news/4315964 )から続くアスリート2.0
陸上界に、なぜ10秒の壁を破る、または肉薄する「天才」が増えたか。
10秒の壁を超えるには、最速の型をいかに自分の個性と照らし合わせて再現するかが重要だと。これは正直意外で、おもしろい。多田選手なんかは他の選手と比べてスタートダッシュが速かったり、かなり個性があると思うんですが、彼も基盤には最速の型があるのでしょうか。
理論立てられた最高の状態を自身と照らし合わせていくことが、最も効率いいわけですよね。あらゆる分野でも同じだと考えると、「最高の型」がある程度見つかっている陸上100m走は、科学的に見ても進歩が早いと言えるのでしょうか...?末續さんの綴られるアスリートの新しい形は、徹底した探究心をベースに、過去の内省、現在への違和感を敏感に感じ取りながら、示されるものです。
SNSなどを通じて意見を表明できる素晴らしい時代にある一方で、もしかするとそれがアスリートとしての未来(成長)を阻害してしまうかもしれない、という警鐘でもあります。末續さんが若かりし頃に経験した心理状況に似ているからです。
アスリートが長く「表現者」であり続けられるように、これからも徹底的に考えていきたいと思います。過去のナレッジの蓄積と活用によって、次の世代はその土台の上で勝負ができる。
そうして物事は進化していくんだ、という事を直感的に感じられる内容でした。