NY株反発、109ドル高 米中協議の進展期待で
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市場で今一番正直に動いてるのはドル円で、昨日のニューヨーク市場では108円60銭からびくとも動かなかった。
株式市場はそれでも米中の貿易交渉が少なくとも進展するというスタンスを取ったが、香港人権・民主主義法案は可決され、トランプが拒否権を行使しても、議会で再可決され、成立する可能性が高いとなると、中国としても落としどころが難しい。
それを踏まえてドル円はぴったり動かなかったと思われる。重要なポイントはチャート上でもこの108円60銭となっていて、この動きが今後の全てを語るであろう。
現在の相場はすべて連動型となっていて、米3指数+日本株+ドル円は同じ方向にしか動かない。と AI は考えている。ダウ+0.39%、S&P+0.21%、NASDAQ+0.16%。
株価と米中交渉の進展度合い。株価の方向と合った発言が理由付けにされる今日この頃。気になるのは、合意・不合意どちらにせよ、第一段階交渉の確定的な状況となったときにどう動くのか。株価の水準感としては高い中で、一定の合意があってさらに上に行くシナリオとしてはどんなものがあるのだろう?あと米中交渉に注目が集まるが、年末商戦シーズンにもなってくるので、米国の家計消費がどう出てくるか。
10円債利回りは変わらずの1.77%、ドル円も変わらずの108.6円、日経平均先物は+60円高。
業種別には金融+0.76%、消費財+-0.65%、資本財+0.54%など。マイナスは不動産ー0.54%、エネルギーー0.35%、生活必需品ー0.14%など。
個別ではNordstrom +10.58%、Macy's +5.18%、L Brands +4.89%、Gap +4.44%など小売り・消費財が強い。マイナスではIntuit -4.18%、Coty -2.70%など。
マクロでは製造業PMIが予想51.5に対して52.2とプラス。また10月くらいで見ると回復傾向が持続しているのはプラス。
https://jp.investing.com/economic-calendar/manufacturing-pmi-829ここで主要3指数ともに続落から反発に転じたのは米国株が総じて堅調であることを示している。いずれ「もう」という時が訪れるものであっても、上昇局面は「まだ」しぶとく続くケースが多い。もちろんまさかに備えておくに越したことはない前提で。