日本「輸出管理」見直し方針ぶれず 米働きかけ奏功 ＧＳＯＭＩＡ失効回避

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• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2019年11月22日

  日本の輸出管理上の措置(「ホワイト国」から韓国を除外)の見直しを視野に日韓の実務者協議を再開することになった。日本にとって安心できる話ではあるが、輸出管理政策の上で半歩前進の程度。「ホワイト国」に再度含めるという結論は出さないままだから、日本の保守層は我慢できるだろう。それと引き換えに韓国は日韓の協定を延長することを決めた。輸出管理と軍事情報包括保護協定を事実上、強くリンクさせることに韓国は成功したことになる。しかも今後、恒久的にリンクし続けることになった。韓国は今回の事案を外交的勝利として評価しているだろう。日本の一部では「韓国が白旗をあげた」といったコメントが幅を効かせているが、そうではないと思う。