「実質的にはLINEの買収」「公取委に向けたメッセージ」堀江貴文氏が語った、ソフトバンクがGAFAに肩を並べるための壮大なストーリー
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Appleの話が出てきましたが、最終的にはAppleではないでしょうか。iPhoneがある限り、Appleは絶対に強い。消費者が使っている時間を考えただけでも、世の中、iPhoneほど最強のハードプラットフォームはないです。そこが入り口なので、みんなそこから入ります。
PCの世界でマイクロソフトのWindows はoperating system の最強プラットフォームですが、Surfaceは、iPhoneがスマホ市場を牛耳っているレベルでは全然ない。でもマイクロソフトは、今Facebook がやっているように、色々なコピーソフトつくって、Windows 上で競合を倒してきたわけです。事実、SlackとかZoomもやられると思います。Appleが同じ事をやろうと思えば、簡単にできるはずです。実際、Spotify とかやられていますし、Apple TVはこれからNetflix とかAmazon プライムも倒していくかも知れません。AppleTVは、Apple Musicと同じでやはり使い勝手が良い。
そうやってプラットフォームの優位性を使って競合を倒す事が独禁法違反で、米司法省が解体すると脅す根拠です。昔、脅されたビルゲイツは、それが理由でスマホ市場に入れなかったとインタビューで答えてました。
その中で、Appleは非常にうまく独禁法のリスクを回避していると思います。それは、データの独占や売買・買収をしないからです。アメリカ議会も政府も、今はハードプラットフォームの独占モデルよりも、プライバシーが関わるデータ独占モデルに目を光らせています。Appleは絶対にデータに手を出さないので、根本的にFacebook とかGoogle とビジネスモデルが違います。Facebook とGoogle は知らぬ間に消費者の敵になってしまったので、本当に将来独禁法違反でやられるかも知れません。そこが世の中の限界だと思います。
で結局、LINEにしても他のアプリも全てAppleのエコシステムの中で生きていかないといけないので、ApplePayも含めて考えると、Appleとまともに戦える事はまずないと思います。堀江さんが指摘する通り、あくまでもユーザー側にとって何か大きく変化するという事ではなく、LINEとヤフーにとって双方メリットがあるのが今回の実質的なLINE買収劇の背景だろうね。
ヤフーが保有していないLINEというメッセンジャーは間違いなく、魅力的であり、東南アジアに一定の需要を持ってる面も大きい。LINE側としても苦戦している事業面の拡大、利益率の高い金融事業への参入障壁の高さを考えるとヤフーを含めたソフトバンクとPayPayの勢いと資金力は魅力的であったのは間違いないわけだからね。
実際にGAFAの一角に切り込めるか否かは厳しい部分はあるが、日本市場と東南アジア圏でしっかりと利益を上げて更なる買収で大きくなる土台作りとしてみれば今回の買収は合点がいくよね。