Nearly 1,000 China nationals nabbed in Cyberjaya, believed to be involved in online scam syndicate

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注目のコメント

• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2019年11月22日

  マレーシア：中国人千人が働くフィッシング詐欺の国際的拠点が摘発されました。クレジットカードのパスワードなどを盗むためにフィッシングサイトと呼ばれるウェブサイトに誘導する詐欺で、実に多様な手口があります（外国の大富豪があなたに遺産を残したい、とか、あなたと出会いたい美男美女、とか）。
  　現場は、マレーシア政府が、IT産業を誘致するべくインフラを整備してきたサイバージャヤです。IT産業の世界的中心地を造成するためのインフラが、フィッシング詐欺量産の世界的拠点として使われているのは皮肉なことです。
  　オンラインカジノやオレオレ詐欺なども含む類似の組織犯罪は、フィリピンやタイでも摘発されていますが、今回マレーシアで摘発された拠点は最大級です。こういう、中国人や日本人によるオンライン組織違反罪は、東南アジアへの拠点移転が進んでいますが、調査研究は進んでいません。