【独自】ブラックストーンも買収参戦。不動産会社ユニゾの正体

2019/11/21
4カ月以上も膠着状態に陥っているユニゾホールディングス買収合戦が、いよいよ最終局面に向けて動き出す。
米大手ファンド、ブラックストーンが近く正式にTOB(株式公開買い付け)に乗り出すことを決めたのだ。
当面の焦点は、ユニゾがブラックストーンの買収提案に賛同するのか、しないのか。
反対するなら、日本ではほとんど成功事例がない「敵対的買収」に発展する。
敵対的買収に賛同する「みずほ」
敵対的買収というだけでも珍しいが、ユニゾのTOBに関してはさらに不思議な点が2つある。
まず、7月に旅行業界大手のHISがTOBに踏み切った。
8月にはソフトバンクグループ傘下の米ファンド、フォートレスがHISに対抗するTOBを打ち出した。
そして、9月にブラックストーンによる買収提案が公開される。
事の成り行きは後述するが、「月替わり」で買収を仕掛ける顔ぶれが登場する、異例の展開になっているのだ。
しかも、ブラックストーンによるTOBが「敵対的買収」になったとしても、ユニゾの親会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)は「賛同」する可能性が高い。
「子」に対してケンカが仕掛けられているのに「親」がケンカ相手に味方するというのは、古今東西聞いたこともない話だ。
もちろん、これには理由がある。以下、「世にも不思議なTOB」の全貌と決着について、順を追って解説しよう。