キリンHD、米3位のクラフトビールメーカー買収
日本経済新聞
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おーーーっ!これは面白くなってきました!ニュー・ベルジャンは近年急成長してきたクラフトビールメーカーです。私もニュー・ベルジャンに行ったことがありますが、ブルワリーは観光地化されていて見学者用のツアーバスが多数押し寄せていました。全米でクラフトビール3位と言いますが、規模は年間販売量約10万キロリットルでこれは日本5位のオリオンビールを超えていますのでかなり大きいです。大きなスーパーやセブンイレブンに行くと大体扱っているメジャーブランド。世界的に見てもビールで伸びているのはクラフトビールくらいなので、こういう動きは今後も加速していくでしょうね。
クラフトビール専門店を営んでいる方から聞いたお話です。
<クラフトビールの利点>
・単価を高く設定でき、粗利を確保しやすい
・品揃えを多くすることで、様々な種類を飲んでみたいというお客さんの要望に応えやすい
→結果、客単価を上げられる
・仕入に独自のルートが必要なことが多く、参入障壁をあげやすい
・絶対的な大手がないので、価格競争に巻き込まれづらい
<クラフトビールの弱点>
・日本において、文化として根付いておらず、一過性のブームで終わる可能性が高い
・小ロットでの生産になるので、製造(物流)コストを下げづらい
・大手が本格的に参入した場合、簡単に駆逐されてしまうリスク
こんな感じです。
その方の危機感が現実化するかもしれないニュースですね。世界のトップシェアはアンハイザーブッシュインベブで、売り上げでキリンの20倍の規模です。2位のハイネケン、3位のSNOWとも大きく離されており、世界的なビール業界で言えばキリンそのものがクラフトビールみたいのものでしょうか(シェア1.5%)