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今回、台湾海峡を通峡したのは、001A型と呼ばれる初の中国国産空母で、訓練空母「遼寧」に続く、2隻目の中国海軍空母です。001A型空母は、大連造船所で建造され、2017年4月に進水し、2018年5月から海上公試を行っています。「遼寧」には、原型であるソビエト海軍のクズネツォフ級が抱えていた、推進系統の構造的な不具合を引き継いでいると言われますが、001A型空母も、その海上公試の様子から、同様の不具合を抱えている可能性も指摘されています。
中国国防部は、新華社の報道を引用して、今回の航海は、空母建造の通常のプロセスの一部である試験と訓練であるとしていますが、新しい空母を台湾に誇示したいという狙いもあったでしょう。
中国海軍は、「遼寧」も作戦艦艇にしたいようで、2018年夏から約6か月をかけて大規模改修を行いましたが、「遼寧」も001A型空母も不具合を抱えたままだとすれば、グローバルに展開するには懸念もあり、両艦とも北海艦隊に配属されて、西太平洋を行動範囲とする可能性があります。
一方で中国海軍は、上海の江南造船所で、米海軍空母に似た形の002型空母を建造中です。米空母のようにカタパルトを装備し、「遼寧」や001A型空母よりもはるかに航空機の運用効率が良くなっていると考えられています。
中国の艦艇建造の速度は尋常ではありません。空母打撃群(中国では未だに空母戦闘群という表現も使われますが)を構成するであろう、大型の駆逐艦も年平均6隻、フリゲートを3隻、さらに小型の戦闘艦艇を7隻、進水させています。この状況は、鍋に大量の餃子が浮いている状況に似ているとして「下餃子」とも呼ばれています。
さらに、7隻建造したドック型揚陸艦に満足しなかったのか、やはり米海軍の強襲揚陸艦にそっくりの4万トン級の強襲揚陸艦を建造し、すでに1番艦が進水しました。揚陸艦を使うのは台湾揚陸作戦です。
中国は、米国をけん制し、中東やアフリカに軍事プレゼンスを示し、そして台湾を威嚇するために、空母を中心とした艦隊を編成できるよう、艦艇建造を加速させているのです。