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【ブレイディみかこ】日本人が知らない「多様性」の現実

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    多様な社会はコストがかかる、といえます。教育でも、労働体系でも、社会保障でも、移民が社会に定着するように、公的なコストをかけないと、将来的なリスクが拡大していきます。社会の中に、孤立した集団ができて、それが何百万人にもなっていくということのリスクは、日本人には想像しづらいものでしたが、他のどんな問題よりも、少子高齢化や国内産業の空洞化などよりも、ずっと大きいリスクといえるかもしれません。
     多様な社会のもたらす最大の問題は、しかし、先住民vs移民、という対立の構図ができるということではなく、先住民の中に分断が起きることです。移民が増えることで利益を得る層と、そうではない層で、先住民が分断されるからです。これは米国でも西ヨーロッパ諸国でも起きていることです。この記事でいう、「多様性のある優秀な私立学校」と「白人ばかりの底辺校」です。この分断は、大人になって、収入を得るようになるとさらに深まっていきます。先住民の間で起こる分断は、「反移民」もそうですが、「反エリート」「反知性主義」「反グローバル化」といった声で表現されるようになります。「ポピュリズム」とも呼ばれるもので、すでに欧米では大きな政治的力になっているし、日本でもすでにそこかしこで見られる声です。
     そうはいっても、英国や他の欧米諸国では、「多様性を拒否する」ということができる段階はすでに過ぎています。日本も、もはやそういう段階は過ぎてしまったと見るべきでしょう。社会が多様になっていくことは前提としたうえで、教育や社会保障で大きなコストを払ってでも将来のリスクを減らし、先住日本人の間で起きる分断を緩和していくことが、将来の安定のためになります。分断を煽ったところで社会が安定していくということはありません。


  • ジャーナリスト

    この本、黄色い表紙に少年のイラストと一見、青春小説テイストなんですが、ページをめくっていくと中身のハードさにおののきます。ブレイディさんの文章は難しい状況をただ突きつけるのではなく、自分たち親子がそのなかで悩み、行動する姿をありのままに示しているので、そのリアルから目を背けることなく、自然と考えさせられます。

    でもやっぱり、子どもたちがぐんぐん成長していくから、青春ノンフィクションなんだと思います。彼らのように互いにぶつかりつつ向き合うことが出来るだろうか。大人は目を背けてはいられません。


  • 関西学院大学ジェネラティビティ研究センター客員研究員  米Generativity Lab、Agentic LLCファウンダー

    ポリコレ万歳!なアメリカ・リベラル州と、同じような状況なんだろうな、と推測しました。ポリコレは「多様性の配慮」としては必要でも、最近行き過ぎが多くなり、「多様性配慮」というロジックそのものが破たんしていることも多く、問題はアリアリ。アメリカの場合は、ポリコレを推進するリベラルの人ですら、ヘロヘロにポリコレに疲れ始めています。誰かにとっての都合のよいことは、誰かにとっては不都合ってやつです。

    例えばイスラム教徒が服を着たままスポーツジムのジャグジーに入ってきたのを注意すると「人種差別」になるため、怖がって誰も注意できずに、入っていた自分のほうが仕方なく出る羽目になったというのは、本当にあった友人の話。

    しかし、アメリカで問題なのは「訴訟大国」ゆえに、知らないで口走ったことで、訴えられる可能性があるかもしれないということです。「自己防衛としてのポリコレ」は、ポリコレに賛成できないような人でも必須です。

    そんなことをつらつら思って、フェイスブックでちょっと勉強会始めました(まだ全然投稿数すくないけど)。日本でもポリコレがらみの案件、最近増えましたよね(涙) 来年はオリンピックだし、2025年には万博だしということで、自己防衛としてのポリコレにご興味あればぜひ♪
    https://www.facebook.com/PoliCorre/?modal=admin_todo_tour


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