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多様な社会のもたらす最大の問題は、しかし、先住民vs移民、という対立の構図ができるということではなく、先住民の中に分断が起きることです。移民が増えることで利益を得る層と、そうではない層で、先住民が分断されるからです。これは米国でも西ヨーロッパ諸国でも起きていることです。この記事でいう、「多様性のある優秀な私立学校」と「白人ばかりの底辺校」です。この分断は、大人になって、収入を得るようになるとさらに深まっていきます。先住民の間で起こる分断は、「反移民」もそうですが、「反エリート」「反知性主義」「反グローバル化」といった声で表現されるようになります。「ポピュリズム」とも呼ばれるもので、すでに欧米では大きな政治的力になっているし、日本でもすでにそこかしこで見られる声です。
そうはいっても、英国や他の欧米諸国では、「多様性を拒否する」ということができる段階はすでに過ぎています。日本も、もはやそういう段階は過ぎてしまったと見るべきでしょう。社会が多様になっていくことは前提としたうえで、教育や社会保障で大きなコストを払ってでも将来のリスクを減らし、先住日本人の間で起きる分断を緩和していくことが、将来の安定のためになります。分断を煽ったところで社会が安定していくということはありません。
ロンドでも公立の良い学校はたくさんありますが、それは富裕層が住む地域に限られていると思います。
但し、元底辺学校も記事にある通りメリットはあるのですが、リアルな話でいくと中高ではドラッグやセックスという問題もあり、環境は良く見ないといけないと思います(ロンドン、パリなどの教育環境を見てきましたがこれが日本よりもリスクが高い点です)。
〉多様な世界で生きていくには、ポリティカル・コレクトネスはある程度は必要
”ダイナミックに動いている時代だから、地雷を踏まずにいられない時もあります。恐れずに経験して学ぶことではないでしょうか。”
「最低限のルール」あるいは、知っておくべきことですね。
「一人一人が深いところで他者を理解するには、実生活で経験しながら学んでいくしかない。迷いながら悩みながら進むしかないですよ」
「移住してくる人って、向上心のある人が多いんですよ。
特に発展途上国から来る人は、貧しい自分の国ではどれだけ頑張ってもたいしたお金を稼ぐことができないけれど、イギリスでは働いた分だけもらえる、一旗あげられる、と思って働いている人が多い」
「こういうことは言わない方がいいよね」「こういう態度はやめた方がいいよね」という最低限のルールがないと、世の中、衝突だらけになってしまいますから。でも、それだけに頼っていてもしょうがない。
一人一人が深いところで他者を理解するには、実生活で経験しながら学んでいくしかない。迷いながら悩みながら進むしかないですよ。