【新】英国の元・底辺中学で見た「子どもが伸びる」学校選び

2019/11/19
市内で学校ランキング1位の公立カトリック校を卒業した息子が進学先に選んだのは、悪い評判が絶えない時代もあった「元・底辺中学校」だった── 。
イギリス南部の町ブライトンに、アイルランド人の夫と息子の3人で暮らすライター・コラムニストのブレイディみかこさん。
息子の中学校での日々をつづった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)がヤフーニュースと本屋大賞が連携して運営する第2回「ノンフィクション本大賞」を受賞し、大きな反響を呼んでいる。
貧困や差別の問題が日常的に見える元・底辺中学校で、絵空事ではない「多様性」の厳しさに直面しながら、ブレイディさん親子は問題にぶつかるたびに悩み、考え抜く。
「たぶん、もうすぐ日本もイギリスのようになる」と指摘するブレイディさんが、多様性の中で生き、学び続けることの難しさと楽しさを語る。