「ガンダム」創通へのTOB価格48%引き上げ提案ー米ファンド
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過去5年間をみても創通の株価が2,500円を上回ったことがないのですが、「一般株主の不利益を解消する」というのはどのポイントにかかることなのか気になります。
株価は売買当事者が決めることなので、余計な口出しは無用かと思いますが、RMBキャピタルからすると他の一般株主をできるだけ巻き込んでTOB価格をあげたいというのはポジション上自然なことかと思います。
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(TOBについて馴染みのない方向けに)
TOBは上場企業の株式を一定数買い付ける時に取られる手法で、買収者が一定の買い取り価格・株数を提示して、そこに現在の株主に応募をしてもらいます。
これが、2/3以上など、狙った株式数の応募があれば、成立します。通常、TOBの価格は応募のインセンティブを設けるためその時点より数十%くらい高い株価で募集をかけます。
今回はすでに株式を保有していたRMBキャピタルが買収者であるバンナムに対して、より高いTOBにしてよ、と要求している状況です。これは株価算定書を読んでみたいですね。
ガンダムに関しては、私が残念ながらあまり興味がないのでピンと来ませんがお台場に巨大なガンダムが置かれた時、アメリカから家族で帰国していて、東京には1日しかいないのにガンダムを見に行きたい!と言っていました。それだけ根強い人気があるのでしょう。
その価値をどのように株価算定書に反映されているのか?スターウォーズも、一番収益を上げるのはキャラクターグッズと聞いています。公認会計士としては、この手の株価算定書には大変興味があります。
実際問題として、バンダイが創通を100%子会社にした方がガンダムキャラクターは活かされると思うのですが、投資家目線としては、より株価を高く評価してくれるスキームに惹かれますね。
今後の展開が楽しみです。買わずにスルーした銘柄…。