サウジアラムコの評価額、皇太子が掲げた2兆ドルに届かず-来月上場
コメント
注目のコメント
アラムコは、IPOで得た資金を事業の多角化の為に下流事業に振り向ける模様です。最近、下流の石化関連事業のSABICを買収しましたが、世界で断トツで安いガスを原料としているので下流事業も競争力の高い事業になります。
https://newspicks.com/news/4138494?ref=user_289374
後は、オイルメジャーも進めているRenewablesへの投資もやっていくのでしょう
以前は、実際の原油埋蔵量を懸念する声もありましたが、アラムコは今年行われた外部専門家であるDeGolyer & MacNaughton社よる埋蔵量調査の結果を公表していて、埋蔵量自体は増加しています。
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.cnbc.com/amp/2019/01/09/saudi-arabias-massive-oil-reserves-grow-by-2point2-billion-barrels.html%3Fusqp%3Dmq331AQPKAFwAZgB7ajP--G5wudp
一度高まった地政学リスクは当面は投資家の頭には残るものの、地政学リスクにより原油価格が高止まれば、アラムコの企業価値という観点ではプラスに働くので、地政学リスク上昇のマイナス効果と相殺されるとも考えられます。このIPOのために、サウジアラムコへの法人税を引き下げ、キャッシュリッチにして企業価値を上げてきたわけだが、そのためもあり、サウジ政府は火の車。だから、なんとしてもIPOを成功させなければならない。なんとも筋の良くない話だ。さて足元ではOPEC協調減産に対して、その先行きが怪しくなってきている。原油価格が崩れるのが、サウジの最大の懸念事項だろう。米国大統領選挙で、ウォーレン氏が勝って、シェールオイルの採掘を禁止してくれたら、サウジには神風が吹くが、さてどーなるか。