日米欧の自動車大手、7万人削減 リーマン時に迫る
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これは様々な要因があると思います。今年の初めに豊田章男社長が、「トヨタは自動車の製造メーカーから、移動サービスを提供する会社へシフトする」とお話しましたが、このようなソフト化も従業員の雇用数に影響するのではないでしょうか?
製造販売が自動化され、より多くの雇用がソフト産業へと向かう中、従業員削減は自動車大手だけのトレンドではなくなると思います。先の決算でトヨタもかなり業績が良かったですが、今後の投資を考えると決して将来がバラ色ではなく、むしろ遅れをとっている感すらあるので、どんどんその稼いだ原資を開発費に投入するんでしょう。
でも、その世界は人が大量にいる世界ではなく、製造ラインについては自動化などで機械でできることで人手を減らしていく流れは変わらない…。
よって、自動車メーカー自体、変革を求められているので、この流れに逆らうことはできないのでは、と考えてしまいます。240万人中の7万人、つまり3%。規模として見たときと、比率で見たときで印象は変わってくる。
また伸びる市場と伸びない市場、伸びる領域と伸びない領域がある。人員削減を7万人やったとしても、全世界合計でネットの従業員数がどう変わるのかは伺えなかった(採用もしているはずなわけで)。
あとは、生産台数が減るといっても、むしろ高水準が数年続いてきたから、逆に一定下げなかったら驚きでもある。そのなかで技術変化ではなく需要サイクルという観点で、雇用調整は普通にするだろうと思う。
そのうえで、CASEが進み、開発費が莫大になったり自動車台数が減るのであれば、普通に考えると強いのはトヨタなのだよなぁ…
開発費が莫大になるなら、投資可能な資金とそれを薄める規模が必要。Teslaは規模は今は年産50万台くらいのキャパかと思うが、例えばスバルは100万台ほどだったと思う。またアクセス可能なセグメントの広がりがプレミアムなのか大衆車なのかで、取れる規模が全然違う。VWやGMはトヨタと規模は競えても、資本蓄積や技術の幅が違う。
トヨタの売上・利益が今後どうなるかは分からない。でも相対的に強ければ脱落していく企業が出てくるから、それはそれで戦い方が色々ある。