[テッサロニキ(ギリシャ) 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中央銀行総裁は15日、理事会内の見解の相違について、ラガルド総裁が対話を通して解決を目指す姿勢を示したことを明らかにした。

ストゥルナラス総裁は、ラガルド総裁は「理事会で結論に至るまでの準備を強調したいとしている」とし、「見解の相違があった場合、対話に注力を傾ける」意向を示していると述べた。

今月初めにECB総裁に就任したラガルド氏は13─14日にドイツのフランクフルト郊外の古城に理事会メンバー25人を集め、会合を開いた。複数の関係筋がロイターに明らかにしたところによると、出席者は政策決定により大きな役割を果たしたいと希望を示したほか、単純多数ではなく合議による決定を行う必要があるとの考えを示した。